Archive Start
《Lines and lines》 2022年 今西真也
インフォメーション
タイトル : Archive Start
日 程 : 2024年2月29日(木)〜3月3日(日)
時 間 : 11:00 – 18:30
展示作家: 今西真也、香月美菜、大東真也、高瀬栞菜、たかくらかずき、他
入場料 : 無料
会場:Artist-in-Residence 賀茂なす
〒600-8375
京都府京都市下京区下長福寺町276(BANKS KYOTO 2F)
本展について
AIR賀茂なすでは、今西真也、香月美菜、大東真也、たかくらかずき、高瀬栞菜によるグループ展を開催致します。
Web2の時代が到来し自己発信が主流になることで、マルチチュードな世界が生まれることを期待していました。しかし実際には島宇宙化が進み、異なる価値観を持つ人々との交流の機会が減少してしまいました。
そこで独自の価値観を昇華しているアーティストが、それぞれの表現を通して交流を行う場面を動画化することにより、リアルタイムで参加できない視聴者も交流の場に巻き込み、島宇宙化し断絶されたネットワークを活性化させ、新しい文化のあり方を目指すことができないかと考えました。そして、一人の企画者が考えた企画を動画をアップロードいくのではなく、動画に関心のある人を集め、様々な企画を動画化し、一つのアーカイブをアップロードしていくプロジェクトを行うことで、多角的な視点をアーカイブとして残せるのではないかを思いつきました。例えば、ある企画者はアーティストの日常的な場面や制作現場などを取材し、展覧会では見ることの出来ない側面を動画として残します。 別の企画者はアーティスト同士の何気ない雑談やテーマを設けた座談会を通して、それぞれのアートの本質を見つけるために動画を残します。
この展覧会はそうした試験的なアーカイブをスタートすることをお披露目するために催します。始動にあたり、このプロジェクトに関心を持ったアーティストのドローイングと小作品を展示しています。ドローイングはアーティストの思考の蓄積の場、つまりそこから各々の想像の宇宙が広がっていきます。それらをグループ展として展示することは、これからネットに蓄積していくアーカイブとシンクロしていると考えます。インターネットとリアルの双方から文化的コミュケーションを試みることにより、それぞれの宇宙が重なり、新しい世界が広がっていく未来を期待しています。
本展企画アーティスト 香月 美菜
今西真也 SHINYA Imanishi
1990年奈良県生まれ。2015年京都造形芸術大学大学院、芸術表現専攻ペインティング領域修了。視点と距離、素材とイメージとの関係性、「見えるものと見えないもの」を探りながら、私たちが共通認識している事柄のあいまいさ、不確かさを絵画で提示しようと制作をおこなっている。
香月美菜 MINA Katsuki
1989年福岡生まれ。京都を拠点に活動を続けている。「絵具を見るための絵画」を制作。抽象表現を通じて、現在の視点から物事の真理を追求し続けている。マレーシア、ベトナム、インドネシアなどのレジデンスに参加や、Art Basel HongKong や Kiaf(韓国)などの国際的なアートフェアにも出品している。
大東真也 MASAYA Daito
1995年滋賀県に生まれる。京都精華大立体造形コース在学時の2016年頃、独自の方法でガラス瓶を変形させる彫刻を制作しはじめる。2020年 京都精華大学大学院博士前期課程芸術研究科立体領域卒業後、大阪を拠点に制作をしている。
たかくらかずき KAZUKI Takakura
1987年日本生まれ。東京造形大学大学院修士課程修了。3DCG やピクセルアニメーション、AI、VR、NFT などのテクノロジーを使用し、仏教などの東洋思想による現代美術のルール書き換えとデジタルデータの新たな価値追求をテーマに作品を制作している。作品は日本を中心に山梨県立美術館、メキシコ、ボストン、韓国、ニューヨークなどで展示。京都芸術大学非常勤講師。
高瀬栞菜 KANNA Takase
1994年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院を修了後、京都を拠点に活動。人間の内包されている感情や、コミュニケーションでは見透すことができない内に秘めているものなどを動物や植物、モノに置き換えながら、ユーモラスな物語へと昇華している。
ご来場の際に
感染症対策のため、2F展示スペースが定員に達した場合はお待ち頂く可能性もございます。事前にご了承ください。
会場には専用の駐車場、駐輪場をご用意しておりません。
お車でお越しの際は、お近くのコインパーキングのご利用をお願いしております。ご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。