Enclosed mythology





インフォメーション
タイトル : Enclosed mythology
日 程 : 2021年7月17日(土)・7月18日(日)
時 間 : 13:00 – 18:00
展示作家: 黑﨑香織、高瀬栞菜
入場料 : 無料
本展について
2つの神話をお届けしたい。それは初めから万人のために描かれたものではなく、一度作り手により封印され、現在選ばれし者たちにより解読されている最中であることを伝えておく。
1つは、壮大な比喩がそこにあるように思わせ、不可解なパターンの解読に誘う。まるで発見された文明の文字を目の前に途方にくれるポスト・ホモ・サピエンスになったようだ。
1つは、戦い、破壊、死、再生の基本的神話パターンを発見したかと思えば、うさぎやクマがなんとも危険に微笑みかけてきて、そのパターンが成立する前に崩れ去る。
この神話を前にして、ヘラクレスの柱を通過した時のことを今思い出す。あの時履いていた、ア・コルーニャの友人に借りたスニーカーは少し大きくて重かった。足元に違和感を感じながらやっとの想いで越えたのに、向こう側には何もなく、急いでこちら側に戻って来たら全てがなくなっていた。
黑﨑香織 KAORI Kurosaki
1987年京都生まれ。高校卒業後、京都市立芸術大学に入学。大学在学中は油画を専攻し、個展、グループ展のほか、イラストの仕事も経験する。現在は地元京都で2Dデザイナーとして仕事をしながら、アーティスト活動を続けている。受賞歴に京都市立大学作品展奨励賞。個展に2011年 「SOMETHING TO SEE」LIXILギャラリー(東京)、2015年 「誠実に絵画」 @KCUA(京都)。2015年 「ecmnesie」堀川団地アルトテックギャラリー(京都)。2010年「四条ストリートギャラリー」四条繁栄会商店街(京都)、2012年 「アートピーポーマッピン」@KCUA(京都)等のグループ展にも参加。
高瀬栞菜 Kanna Takase
1994年大阪府生まれ。2020年京都市立芸術大学大学院絵画専攻修了。個展に2020年ギャラリーモーニング「まひるののこりもの」(京都)。2019年「From the Youth」青春画廊千北(京都)、「京都アートラウンジ」スターバックスコーヒー京都三条大橋店(京都)、「ARTISTS' FAIR KYOTO 2021」京都文化博物館別館(京都)等のグループ展にも参加。
Copyright ©️ Artist-in-Residence 賀茂なす
Photo : Saki Maebata